私が前の施設を辞めた理由 Part1 にあるように、新人だった私はたった1年で駄目介護士になっていました。
今回は、駄目介護士となった私を改心させてくれたエピソードを記事にします。
介護実習生との出会い
駄目介護士となった私を元に戻してくれたのは、介護実習生の存在です。
介護実習生は介護の理想を学んで施設にやってきます。なので、全ての主語に入居者様が入ります。私は職場の環境にブーブー言っている駄目介護士だったので、その学生の姿は光って見えました。
指導させて頂く中で、「自分も1年前まではこうだったな〜、俺は何やってるんだろう?」と昔を思い出すようになりました。それと同時に、駄目な介護士になった私の姿を実習生に見せないようにと必死でした。
駄目介護士ではありましたが、実習生がいる間は一生懸命働いてた気がします。普段からそうしろよと思われるかもしれませんが・・・
今思うと、初めての指導だったのでここまで頑張れたのかもしれません。まだ、全てを忘れてなかったんだと思います。
ただ、駄目介護士を続けていると「忙しいのに指導なんか出来ない」と平気で思ってしまう職員になった可能性があるので、1年目での出会いで良かったと思います。
介護実習生の存在が私の目標【介護を伝える人】を思い出させてくれました。
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慌てずじっくりと経験を積もう
この時の私は、偉そうに今の施設の評価ばかりしていました。
しかし、今の自分は何かを言えるだけの力(知識や技術)がないので、まずは経験を積もう!!と思いました。
この駄目な施設で通用しないのであればどこに行っても駄目なので、ここで必要とされる(認められる)職員になろうとも思いました。
この境地になってからは、施設の不満を言わない、可愛らしい新人に戻っていました(笑)
忙しくて、不満を言う暇が無くなったのだと思います。そして、何故か私に出世欲が生まれました。
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私に出世欲が生まれた理由
私は、性格的に人の上に立てるタイプではありません。ただ、私が駄目介護士の時、
”自分が変える”ではなく"他者(上司)に変えてもらう"という考えを持っていたからこそ、何も変わらなくて新たな不満が生まれていたのだと思います。
自分で変える努力をしないで不満ばかり言っている職員が多い施設は駄目なのだと思います。
出世というとマイナスなイメージがあると思いますが、私はいい介護士が施設の環境によってモチベーションが落ちてしまう事を防ぎたいので、色々な不満を解決できる人になりたいと思いました。
その為に、現場の声を聞く事が仕事である役職に就きたいと思うようになりました。これが、私に出世欲が生まれた理由だと思います。
最後に
私には、中学時代からの目標があった為、駄目介護士から更生出来ました。
ただ、介護実習生との出会いがなければ、何も考えず下を向き続ける介護士になっていたと思います。
私は目標の他にも、専門学校時代にも良い恩師に出会っています。この恩師からの教えがなければ、介護を語るベースが出来なかったと思います。
そんな恵まれた環境だった私でも、駄目介護士になってしまいました。そんな私を救い出してくれたきっかけは介護実習生でしたが、本来は介護主任等の役職者でなければならいと思います。
これまで私を救ってくれた・導いてくれた方への感謝の意味を込めて、
私は、良い介護士を育て、守ります。
あの時の介護実習生様 本当にありがとうございました。
次回は、更生した私がスキルアップの為に行った仕事や辞める決意をしたエピソードを記事します。
良ければ、次回「私が前の施設を辞めた理由 Part3」もご視聴お願いします。