自分の仕事が遅いと思っている方がついやってしまう事
それは・・・仕事の前倒しです。
今回は、仕事の前倒しを行う上で忘れてはいけない事やコツを記事にします。
仕事の前倒しと臨機応変は別物です
皆さんの働いている施設には業務マニュアルがあると思います。
業務は自分の配属しているユニット、又はフロアの責任者が作っていると思います。つまり、決められた時間を変える行為は基本的には行ってはならいない事です。
では、上司の決めたルールを変えていい場合は何でしょうか?
それは、入居者様や働く職員に普段では起きない特別な事が起きた場合です。
例えば、マニュアルには9時におむつ交換と記載されていても、8時の時点で、便臭がしているとしたら当然交換しますよね。
また、普段は職員2人を要する業務が、体調不良などを理由に1人で行わなければならない場合は、無事にその日が終わるよう仕事内容を変える(シーツ交換を次の日に回す等)と思います。
これは、前倒しではなく、臨機応変です。
前倒しとは、特別な理由はなく決められた時間よりも早く業務を行う事を指すと私は思っています。
事情が無い仕事の前倒しはやめましょう
自分の事だけを考えて業務を変える行為は良くないです。
例、仕事が遅いから前倒しで起床介助を始める職員
入居者様が全介助を要する場合、介護士が起床時間を決める事になります。
その為、その方の睡眠時間等を分析して、起床時間を決めてマニュアルに記載する事となります。
私、仕事が遅いので他の職員よりも30分早く起こしています。というのは、何のための分析だったかわかりませんよね。
介護には一つひとつに必ず根拠があります。
職員全員が同じ介護を提供できる為に、マニュアルがあるのです。そして、皆の想いをまとめる為に責任者がいるのです。
私は、食器の準備等の業務は入居者様に直接影響しないので、前倒しを認めています。
しかし、入居者様への介護は、よほどの理由がない限り勝手な前倒しはしないようにと話しています。
前倒しは自身のスキルアップになりません。
他の職員が出来ているのであれば、その方法を伝授してもらって下さい。