意外と更新が早かった「介護現場のあるある」第二弾です。
尿・便失禁のあるある
まず、簡単ではありますが、失禁についてご説明します。
失禁とは、自分の意志に反して(無意識の内に)排尿・排便を行う事です。
その為、尿意や便意を感じる事が無くなる。また、身体機能の低下によりトイレでの排泄が行えない入居者様はおむつを装着する事となります。
つまり、失禁しても衣類や皮膚、ご本人の羞恥心・自尊心を守る為におむつを着用しているという事です。
前置きはこれぐらいにしておいて本題に移ります。
介護施設で勤めている方、質問です!!
おむつ交換の際、尿(便)がズボンやシーツに漏れていた時、
「尿(便)失禁の為、ズボンとシーツを交換する」と申し送ってないですか??
・・・・・・・・・どうですか?
では、おむつやパッド内に尿や・便が収まっていた(ズボンやシーツに漏れてない)場合は、申し送りをしたでしょうか?
・・・・・・・・・どうですか?
最初に説明した通り、失禁によっておむつやパッド内に排尿(排便)があります。
そもそもその為に、おむつを装着しているのだと思って下さい。
つまり、おむつから漏れる → 失禁と捉えるのは間違いです。
正しくは、 失禁 → おむつやパッドの吸収量を超える → ズボンやシーツに漏れる
この失禁問題は、私が前の職場に就職して一番最初に先輩職員に言えずにいた現場での疑問でした。
私は普段「尿(便)漏れの為、ズボンとシーツを交換する」と表記しています。
おむつ=失禁が前提の為、上記の申し送りが出来るのです。
きちんと意味を理解してから失禁という言葉を使用してほしいと願います。