介護現場の実際

委員会の必要性

介護施設には、感染症委員会や事故防止委員会などの委員会があります。

今回はキャリアパスにも影響する委員会についてお伝えします。

委員会の役割

介護施設には、介護観を持った介護士がたくさんいます。

介護観とは、【こういう介護がしたい!。これが介護でしょ!】みたいな感じです

私がよく使う好きな用語の一つです。

たくさんの介護観を一つにまとめる(統一する)事が委員会の役目となります。

なので、委員会が機能していない介護観がばらばら

と思った方がいいです。

委員会の場は異文化交流

委員はユニットの代表者です。なので、委員会の場所にはそれそれの介護観を持ったユニット代表者の集まりとなります。

※今回はユニット型の施設においての委員会をご紹介させてもらってます。

ただ、従来型の施設での委員会でもユニット型ほどではないですが複数の職員によって運営されていると思います。

つまり、委員の長である「委員長」は、通常の介護業務に加えて「人をまとめる」仕事が増えるので精神的にとても疲れるポジションとなります。

向上心のある方は委員長を目指しましょう!!

委員長は、普段話す機会が無い、介護長や他フロアの主任、他部署とのコミュニケーションが増えると思いますので、自分を売る(アピール)チャンスですよ。

”人をまとめる”という仕事を経験した職員には次の階段が見えてきます。

私の施設の介護部門におけるキャリアパスは以下の通りです。

  • 一般職員
  • ユニットリーダー
  • 介護主任
  • 介護長

委員長は一般職員とユニットリーダーの間に位置すると思います。

つまり、委員長を経験した職員は次のユニットリーダー候補になるという事です。

最後に

委員会に入る事を嫌がる職員は多いです。理由は「仕事が増えるから」が多いと思います。

確かに、委員会に入ると仕事は増えます。ただ、月に1回の会議や資料作等、普段の介護業務の中では経験出来ない事を学ぶ機会でもあります。全職員が出世欲があるわけではありません。

何事もなく介護士として働き続けたい職員もいます。

もし、あなたが上を目指すのであれば他の職員が嫌がる事を積極的に行っていきましょう。

そして、公平な場所(委員会の会議)でみんなの介護観を”語り合い” ”成長し合い”ましょう。

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