介護現場の実際

ユニットケアって何?

[aside type="boader"]【ユニットケアとは】

ユニットケアとは、入居者様一人ひとりの尊厳を守り、それぞれの自律を尊重しようというコンセプトで作られた介護の手法の一つです。
少人数グループが一つの生活単位(ユニット)をつくり、1ユニットごとに専用の居住空間と専任の職員が配置されます。
入居者様同士の小規模な生活単位をつくることで、大規模(多数床)施設でありながら、家庭的な雰囲気のなか、きめ細やかな介護の実現が可能となります。
また、全室個室で入居者様のプライバシーは確保されていますが、他者とのかかわりが断たれることはありません。 各ユニットには専用のリビングスペースが設けられており、食事や施設内の各種催し、入浴などもユニットごとに行なわれます。
入居者様とスタッフがユニットごとに生活を共にすることで、個別対応型の介護ケアを実現しています。

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以上がユニットケアって何?という質問への返答です。

簡単に言うと、朝の牛乳を人によっては「温めてほしい、冷たい方がいい」等、一人ひとりのニーズが異なります。起床に関しても、これまでの生活リズムがあるので起きたい時間は人それぞれです。職員一人で20人又は30人に個別のニーズ全てに対応するのは物理的にも難しいです。

では10人ならどうでしょう?こういった発想から出来なかった事に手が届くようにと考えてユニットケアという言葉が生まれたのだと思います。

私の働いている施設は、ユニット型の特別養護老人ホームです。前は従来型(多少室)の施設で働いていたので両方を経験した私の想いを今後記事にしていきます。

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