介護現場の実際

指導期間も個別ケアの時代です

指導者の方、日頃のご苦労をお察しします。

本日は、指導期間の昔と今を記事にします。

昔は施設が指導期間のゴールを決めていた

私の以前勤めていた施設では、試用期間の3ヶ月で夜勤までやってもらうから。

と入職した際に事務所の方から話がありました。

出来なかったら?という質問は出来ない雰囲気でした(笑)

つまり、使用期間指導期間という施設でした。

3ヶ月で出来なかったらどうしようという不安が常にあった事を今でも覚えています。

しかし、今思うと、施設側がこれが出来なかったら駄目という線引きをしていた為、必死になれた環境でもありました。

ただ、私は介護福祉士養成校の専門学校に通っていたので介護実習などの経験もありましたが、

初めて介護に触れた人にとっては、道しるべがないので大変だと思います。

今は、指導期間という概念自体がなくなっている!!

介護は誰にでも出来るという認識がある事から、色々と脅かせてくれる(笑)新人が多いです。

(ご飯が炊けない、人とコミュニーケーションが取れない、電話対応や掃除が出来ないなど)

入社の時点で、能力が一定ではないので、その職員によって教える事が異なるのが現状です。

つまり、個別ケアです(笑)

その結果、指導期間という概念が無くなるのです。

就職して、2年経っても夜勤に入れない職員もいます。

最初に紹介したように施設として作ったゴールに到達しなければ、使用期間中に辞めてもらうという決断を行えばよいのですが、現状、介護士自体が不足している為、なかなか出来ません。

長い目で見るという意味では、今の時代の方がいいのかも知れませんね。

しかし、人手不足だからといって誰でも受け入れる施設になってしまうと、介護の質が下がってしまいます。

最後に

新人職員の能力が一定ではない現状なので、施設としてこれが出来なかったらクビ ではなく、施設としてこれが出来ていれば正式採用という線引きを行えばよいと思います。

これが出来ていればの"これ"を施設は必死に考えなくてはいけませんね。

私の"これ”は、真面目」です。

仕事が出来る出来ないではなく、真面目に介護に携わっているか・取り組んでいるのかを私は見るようにしています。

介護という仕事はその人の良い所やこれまでの人生経験が反映する仕事であると思います。

その良い所が施設として必要かどうかを使用期間中に見極める指導者が必要なのです。

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