介護現場のあるある

介護未経験者から多い質問【毎日入浴が無い理由】

介護未経験者からの質問

「家では毎日お風呂に入っていたのに、施設だとどうして週2回なのですか?」

介護未経験者からの質問でベスト3に入るかな?っていうぐらいよく聞かれます。

今回は【介護現場のあるある】入浴編!!です。

入浴が週2回の理由

皆さんの勤める介護施設の殆どが、週2回の入浴になっていると思います。その理由は下記の通りです。

特養の入浴については、指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準(平成十一年三月三十一日厚生省令第三十九号)で、「第十三条 2 指定介護老人福祉施設は、一週間に二回以上、適切な方法により、入所者を入浴させ、又は清しきしなければならない。」と定められており、週2回入浴支援できておれば法令上の違反とはならない。

どうでしょうか?簡単にいうと最低週2回行なっていれば法令上問題ないという事です。

私の友人が勤める施設では、週3回入浴を売りにしています。

しかし、その3回入浴を行うために、残業のオンパレードだそうです。

週3回入浴は、新規利用者の獲得には大きく力を発揮しているそうですが、介護職員の求人情報には載せてないそうです。施設の売りを載せないって変ですよね?この情報を載せると職員が集まらない事がわかっているのだと思います。

実際、介護経験者の方がその職場に入職すると、「え?何で?お風呂しかやってないんだけど?」という状態となり試用期間中に辞めていくそうです。

おそらく、これまでも週2回以上の入浴を試みた施設はあったかと思います。しかし、職員目線で考えると負担が大きく、継続できなかったのだと思います。

週2回以上行うと加算が取れ、職員の給与に反映する等の還元があれば良いのでしょうが、難しいでしょうね。

現状の私たちが取り組むべきなのは、週に2回しかないお風呂で「気持ちよかった。さっぱりした」と思って頂ける対応を行うという事だと思います。

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